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句集 優しさの手紙
- 初版年月日
- 2025年3月31日
- 発売予定日
- 2025年3月20日
- 登録日
- 2025年3月3日
- 最終更新日
- 2025年3月4日
紹介
*第1句集『俳・俳』(2000年)、第2句集『俳だらけ』(2002年)、第3句集『俳彩(はいいろ)』(2005年)に次ぐ第4句集。
*平成17年~令和6年に詠んだ全句より410句を自選。
*現代かなづかい新漢字の表記で読みやすい。
*俳句結社「毬」主宰・元俳句総合雑誌「俳句界」編集長の河内静魚氏による序文を掲載。
*「星野哲郎先生のこと」など、芸能活動にまつわるエッセイ4編を収録。
目次
誠の俳人 河内静魚
Ⅰ 平成十七年~二十年――――――
星野哲郎先生のこと
Ⅱ 平成二十一年~二十三年――――
追悼の句
Ⅲ 平成二十四年~二十六年――――
優しさの手紙
Ⅳ 平成二十七年~令和元年――――
神の鈴
Ⅴ 令和二年~六年―――――――
あとがき
前書きなど
19年ぶりの句集を編むにあたり、読み返せば駄句ばかりです。
思い出や愛着や、捨てがたい句もあり、河内静魚師に削るべき句をお願いすると、
「本にしたとき沢山あった方がいいでしょう」という優しい師のお言葉に甘え、
結果410句と相成った次第。
癌という病を得て、数ヶ所あった教室を閉じ、俳句結社「あおがえるの会」を作ったのは生き急いだからで、美しい日本語を残したい、伝えたいという思いから多くの句友に助けられて今日に至っています。
告げられた余命を過ぎても癌は現在の医学で消滅しました。
これを機会に、生まれ変った気分で芸名を俳号の小倉蒼蛙にしました。
再発防止のための抗癌剤治療は今も続いていますが、もし俳句がなかったら私は途方に暮れていたでしょう。
私にはいつも俳句が傍らにあった。幸せといっていい。
これからも駄句を量産していくことと思います。(小倉蒼蛙/あとがき)
版元から一言
ステージ4のがんの告知から余命宣告を経験した俳優で俳人の小倉蒼蛙さん(小倉一郎改め)。
体の異変、告知、家族への想い、治療のことなども、本書収録の一句一句が象徴的に伝えます。
多忙な仕事と治療の両立。同時に俳句結社を新たに立ち上げての俳誌「あおがえる」発行。現在、主宰業もこなす俳優が、19年ぶりに世に問う句集です。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。