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シュタイナー・コローメソッド リアン・コロー・デボア(著) - イザラ書房
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シュタイナー・コローメソッド (シュタイナー コローメソッド) 光と闇と色彩の絵画療法 (ヒカリトヤミトシキサイノカイガリョウホウ)

芸術
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発行:イザラ書房
A5判
416ページ
上製
定価 4,200 円+税   4,620 円(税込)
ISBN
978-4-7565-0162-2   COPY
ISBN 13
9784756501622   COPY
ISBN 10h
4-7565-0162-1   COPY
ISBN 10
4756501621   COPY
出版者記号
7565   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月25日
書店発売日
登録日
2024年12月29日
最終更新日
2025年6月29日
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紹介

色が語りかける。
コロー・メソッドは、ゲーテやルドルフ・シュタイナーの色彩論を土台とし、色の持つ精神的な働きを通じて心と身体にアプローチする絵画療法です。本書では、木炭画を用いて「光と闇の世界」を体験し、水彩画を通して「色の世界」による癒しを学びます。これは、単なる美術の技法ではなく、心のバランスを整え、自己探求を深めるプロセスでもあります。

目次

第1部 光と闇の創造力

光と闇 
光の性質
・三次元
・二次元
・四次元
・一次元
光の悲劇
光、闇、色彩そして人間
要約
木炭画における光と闇
木炭画のエクササイズ
・中間光
・弱い光
・強い光
・中央光
木炭画の結論

絵画セラピストの訓練について 
色彩思考
絵を描くこと
素描と観察
光と闇の間に生じる虹
描画はどのように始めたらよいか
画材
絵画療法について 
患者と一緒に絵を描く
・層技法で描く
・ぬらした紙の上での絵画
・発達の遅れた子
・短期間の治療
・患者と共にワークする
・患者の絵を診断する


第2部 色彩とその様々な側面

序文 

マゼンタ色 
古インド期
マゼンタ色の特徴
マゼンタ色が関係する病気
・非常に明るいマゼンタ色
・非常に暗いマゼンタ色
治療
・非常に明るいマゼンタ色
・非常に暗いマゼンタ色
マゼンタ色を描く

カーマイン色 
古ペルシャ期
カーマイン色の特徴
カーマイン色の治療的性質
カーマイン色の否定的側面
カーマイン色が関係する病気
・非常に明るいカーマイン色
・非常に暗いカーマイン色
治療
・非常に明るいカーマイン色
・非常に暗いカーマイン色
カーマイン色を描く
・最初のエクササイズ
・第二番目のエクササイズ
・第三番目のエクササイズ
・第四番目のエクササイズ
治療

・・・ほか

前書きなど

色彩は、人の心を開放し、あなたに世界の中心を開きます。
(「黄色の本来の存在」 本書202ページから)

 敬愛するリアン・コロー・デボア氏は、アートと人間の関係について研究し、イタ•ヴェーグマンの協力のもと、光・闇・色彩と精神•魂•身体の関係を体系化し、それを病の治療へと昇華させました。本書は、リアンがセラピストに向けて行った講義録をまとめたものです。

 アスリートが筋力トレーニングをするように、セラピストにもトレーニングが必要です。セラピストには、患者の視点、セラピストの視点、世界を内側から見る視点、世界を外側から見る視点など、広い視野から一点まで、視点の移り変わりが求められます。自分たちをドラ猫同盟と名乗ったリアンの話はユーモアであふれていたそうです。エメラルドの授業では、私は当時の講義の場にいるかのような光景を追体験し、よくニヤニヤしたものでした。本書を読むと、まるでリアンが直接語りかけてくるようです。主語がころころと変化します。その生きた文章は、リアンが絵を描いている時や、セラピストとして患者と向き合っているとき、そして色を見ながら自身の魂が色そのものになっていくときの、主観と客観の間を行き来する彼女の姿そのものを映し出しているのです。
 あなたはもしかすると、読んでいるうちにジェットコースターに乗っているような感覚になり、目が回ってしまうかもしれません。しかし、一旦色の言葉を理解し、色の世界地図が自分の中にできあがると、その時あなたの精神は開放され、自由を得ます。色と向き合い、自分自身を感じ、色の愛情に包まれ、心があたたかい気持ちで満たされるでしょう。

 ぜひ色を想い描きながら読んでください。わからなければ何度も読み返してください。ドキドキワクワクの色彩旅行が待っています!

著者プロフィール

リアン・コロー・デボア  (リアン コロー デボア)  (

人智学を基盤にした画家、絵画療法「コローメソッド」の開発者である。21歳の時、イタ・ヴェーグマン博士と出会い、アーティストとして芸術療法の開発を依頼された。それが彼女の最重要な仕事になり、後に絵画療法士育成の重要な組織づくりへと発展した。著書としては「色彩」「講義録: 光と闇と色彩の絵画療法 」「コローの生涯と作品集」がある。

島田昌幸  (シマダマサユキ)  (

1937年生まれ。職業能力開発総合大学校名誉教授。中学、高校の教員等を経て、職業能力開発総合大学校教授、同大学校医療カウンセリングセンター所長、群馬医療福祉大学教授、85歳退職。35歳頃から日本及び海外(米国、英国、ニュージランド等)において人智学を学ぶ。オーストラリアでの絵画療法コース(シエナアカデミー)修了。

前田加奈子  (マエダカナコ)  (監修

国際絵画療法士免許、中高美術教員免許、M F A
現代アート作家として活動の後、オランダのエメラルドファウンデーションで医療絵画療法士のディプロマを取得し、あげつまクリニックにて絵画療法士として勤務。その後、特別支援学校で子どもたちに美術を教える。現在は、海外でアートを通して子どもたちに関わって笑いながら生きている。

上記内容は本書刊行時のものです。