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シュタイナー・コローメソッド
光と闇と色彩の絵画療法
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年6月25日
- 書店発売日
- 2025年6月10日
- 登録日
- 2024年12月29日
- 最終更新日
- 2025年6月29日
紹介
色が語りかける。
コロー・メソッドは、ゲーテやルドルフ・シュタイナーの色彩論を土台とし、色の持つ精神的な働きを通じて心と身体にアプローチする絵画療法です。本書では、木炭画を用いて「光と闇の世界」を体験し、水彩画を通して「色の世界」による癒しを学びます。これは、単なる美術の技法ではなく、心のバランスを整え、自己探求を深めるプロセスでもあります。
目次
第1部 光と闇の創造力
光と闇
光の性質
・三次元
・二次元
・四次元
・一次元
光の悲劇
光、闇、色彩そして人間
要約
木炭画における光と闇
木炭画のエクササイズ
・中間光
・弱い光
・強い光
・中央光
木炭画の結論
絵画セラピストの訓練について
色彩思考
絵を描くこと
素描と観察
光と闇の間に生じる虹
描画はどのように始めたらよいか
画材
絵画療法について
患者と一緒に絵を描く
・層技法で描く
・ぬらした紙の上での絵画
・発達の遅れた子
・短期間の治療
・患者と共にワークする
・患者の絵を診断する
第2部 色彩とその様々な側面
序文
マゼンタ色
古インド期
マゼンタ色の特徴
マゼンタ色が関係する病気
・非常に明るいマゼンタ色
・非常に暗いマゼンタ色
治療
・非常に明るいマゼンタ色
・非常に暗いマゼンタ色
マゼンタ色を描く
カーマイン色
古ペルシャ期
カーマイン色の特徴
カーマイン色の治療的性質
カーマイン色の否定的側面
カーマイン色が関係する病気
・非常に明るいカーマイン色
・非常に暗いカーマイン色
治療
・非常に明るいカーマイン色
・非常に暗いカーマイン色
カーマイン色を描く
・最初のエクササイズ
・第二番目のエクササイズ
・第三番目のエクササイズ
・第四番目のエクササイズ
治療
・・・ほか
前書きなど
色彩は、人の心を開放し、あなたに世界の中心を開きます。
(「黄色の本来の存在」 本書202ページから)
敬愛するリアン・コロー・デボア氏は、アートと人間の関係について研究し、イタ•ヴェーグマンの協力のもと、光・闇・色彩と精神•魂•身体の関係を体系化し、それを病の治療へと昇華させました。本書は、リアンがセラピストに向けて行った講義録をまとめたものです。
アスリートが筋力トレーニングをするように、セラピストにもトレーニングが必要です。セラピストには、患者の視点、セラピストの視点、世界を内側から見る視点、世界を外側から見る視点など、広い視野から一点まで、視点の移り変わりが求められます。自分たちをドラ猫同盟と名乗ったリアンの話はユーモアであふれていたそうです。エメラルドの授業では、私は当時の講義の場にいるかのような光景を追体験し、よくニヤニヤしたものでした。本書を読むと、まるでリアンが直接語りかけてくるようです。主語がころころと変化します。その生きた文章は、リアンが絵を描いている時や、セラピストとして患者と向き合っているとき、そして色を見ながら自身の魂が色そのものになっていくときの、主観と客観の間を行き来する彼女の姿そのものを映し出しているのです。
あなたはもしかすると、読んでいるうちにジェットコースターに乗っているような感覚になり、目が回ってしまうかもしれません。しかし、一旦色の言葉を理解し、色の世界地図が自分の中にできあがると、その時あなたの精神は開放され、自由を得ます。色と向き合い、自分自身を感じ、色の愛情に包まれ、心があたたかい気持ちで満たされるでしょう。
ぜひ色を想い描きながら読んでください。わからなければ何度も読み返してください。ドキドキワクワクの色彩旅行が待っています!
上記内容は本書刊行時のものです。