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neoコーキョー4 「ウイルス」という一文字の漢字をつくろう 辻本達也(編) - 松谷書房
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neoコーキョー4 「ウイルス」という一文字の漢字をつくろう (ネオコーキョーウイルストイウイチモジノカンジヲツクロウ) カタカナ語は増えるのに、漢字が増えないのはなぜか? (カタカナゴハフエルノニカンジガフエナイノハナゼカ)

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発行:松谷書房
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ8mm
重さ 170g
96ページ
並製
価格 1,600 円+税   1,760 円(税込)
ISBN
978-4-910446-04-2   COPY
ISBN 13
9784910446042   COPY
ISBN 10h
4-910446-04-4   COPY
ISBN 10
4910446044   COPY
出版者記号
910446   COPY
Cコード
C0481  
0:一般 4:ムック・その他 81:日本語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年1月31日
書店発売日
登録日
2025年10月17日
最終更新日
2025年12月14日
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紹介

身の周りをフィールドワークするハンドブックシリーズ第4巻。
令和に新しい漢字誕生!
――漢字研究者とウイルス学者にインタビューして、一文字の漢字をつくるまで。その全記録。

“この本は、見慣れてしまった文字たちの物質感や手触りを再発見するための本です。読み終えるころには、あなたが文字を見るときのチャンネルがひとつ、あるいはいくつか増えていることでしょう。楽しみにしていてください。”――(本文より)

・カタカナ語は増えるのに漢字が増えないのはなぜか?
・漢字は令和に生きる私たちでもつくってもいいものなのか?
・新しい漢字がひろまるプロセスは?
・ウイルスはどのような共通点を持っている存在なのか?
・「ウイルス」という一文字の漢字をどのようにつくったか?
・文字は絵画なのか?

neoコーキョーシリーズ初期の集大成。
文字の可能性に自然とひらかれる一冊。

【目次】
はじめに|令和に新しい漢字誕生!

〈特集1〉ウイルスを表す一文字の漢字をつくろう

対話
漢字研究者・笹原宏之教授と話す
「いま漢字を造ろうとすること――令和を生きる私たちにとっての文字」

インタビュー
ウイルス研究者・中屋敷均教授にきく
「わたしたちはウイルスをどうイメージしたらいいですか?」

漢字創作
編集部|ハウ・ドゥー・ユー・メイク・カンジ?
編集部|「ウイルス」の漢字発表/あなたも漢字をつくってみよう

〈特集2〉新しい文字体系をつくる人

アーティスト・村橋貴博さんにきく
「どのように架空の文字を創るのか?――読めなさが秘める力」

美術家・藤田紗衣さんと話す
「文字とは絵画なのか?――線画から文字を創ること」

寄稿
志良堂正文|手書きの文字を散策する――手書きは文字を創ること?
新島汐里|あてはめるとこぼれていく、あてはめないとこぼれていく
辻本達也|果てなき波紋

〈連載〉
マンガ
鮎川奈央子「ここ草っぱらキック」 第4話 いつも居るように

占い&コラム
SUGAR「失われた世間を求めて」 第4回 占いセミナーの講師

絵巻物
林丈二「ボクは林丈二の思考です」 第4回 自分の「素」を探っているときのアタマのなか

コラージュ
hcy|小さなものたちのあいだで

Booklink

目次

【目次】
はじめに|令和に新しい漢字誕生!

〈特集1〉ウイルスを表す一文字の漢字をつくろう

対話
漢字研究者・笹原宏之教授と話す
「いま漢字を造ろうとすること――令和を生きる私たちにとっての文字」

インタビュー
ウイルス研究者・中屋敷均教授にきく
「わたしたちはウイルスをどうイメージしたらいいですか?」

漢字創作
編集部|ハウ・ドゥー・ユー・メイク・カンジ?
編集部|「ウイルス」の漢字発表/あなたも漢字をつくってみよう

〈特集2〉新しい文字体系をつくる人

アーティスト・村橋貴博さんにきく
「どのように架空の文字を創るのか?――読めなさが秘める力」

美術家・藤田紗衣さんと話す
「文字とは絵画なのか?――線画から文字を創ること」

寄稿
志良堂正文|手書きの文字を散策する――手書きは文字を創ること?
新島汐里|あてはめるとこぼれていく、あてはめないとこぼれていく
辻本達也|果てなき波紋

〈連載〉
マンガ
鮎川奈央子「ここ草っぱらキック」 第4話 いつも居るように

占い&コラム
SUGAR「失われた世間を求めて」 第4回 占いセミナーの講師

絵巻物
林丈二「ボクは林丈二の思考です」 第4回 自分の「素」を探っているときのアタマのなか

コラージュ
hcy|小さなものたちのあいだで

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前書きなど

令和に新しい漢字誕生!

 カタカナ語は増えるのに漢字って増えないよな。
 そう思ったところから、この本は始まりました。カタカナ語って日々増えているように思いませんか。イノベーション、リスケ、マリトッツォ、スマートフォン、インターネット、アセット、リソース、アジェンダなどなど。
 新しいイメージや感覚をあらわすときにカタカナ語が使われる。それがすこしずつ世間に定着していく。それと一緒に漢字がつくられることがないのはどうしてだろう。いつから漢字はつくられなくなったのか。かつて日本人はどのように発想して漢字をつくっていたのだろう。その新しい漢字は、普通の日本人が使うようになるまでどんなプロセスで広まっていったのだろう。令和に生きる私たちでも漢字をつくっていいものなのか――と、最初の思いつきをきっかけにつぎつぎ疑問が浮かんできました。それなら、じゃあ、自分で漢字をつくってみたらいいのではないか。その過程で自然と疑問への答えも見つかるのではないか。こうして漢字制作は始まったのでした。

 というわけで、この本はタイトル通りの本です。「ウイルス」というカタカナ語に一文字の漢字をつくります。「ウイルス」に二文字の漢字をあてるのではなく、「ウイルス」をあらわす一文字の漢字を造字するのです。そのために、まずは漢字研究者の笹原宏之教授に話をききにいき、それからウイルス研究者の中屋敷均教授にインタビューしました。お二人との対話を参考に、幾つかの候補を挙げ、そこから最もふさわしい一字を選んでいます。その全貌を記したのが本書の前半です。
 この本の後半部分、こちらが特集2に当たるのですが、こちらには「新しい文字体系をつくる人」という特集名をつけました。特集1で漢字をつくっているうちに〈ひらがな〉や〈アルファベット〉、〈アラビア文字〉や〈キリル文字〉などという文字体系全体をつくることもできるんだよな、そこにも文字への先入観を壊してくれる入口があるのではないか。そう思うようになっていました。

 そんな関心を持ち始めたころに、創作文字を作品のなかに用いているアーティストの村橋貴博さん・現代美術家の藤田紗衣さんに出会いました。村橋さんは文字の創作を彫刻作品をつくるところから始め、藤田さんは小さなドローイングを描くところからそれを文字に落とし込んでいきます。この本には、それぞれとの文字にまつわる対話が収録されているのですが、二つの対話を比較することで文字に秘められていた可能性がよりはっきりと見えるような構成になっています。
 特集2には、他人の日記帳を集めている志良堂正史さんの寄稿文も収録されています。日記帳のひとつを観察して、そこに手書きされている「伸ばし棒」のニュアンスの違いから心情を想像する。そのような内容の文章です。僕は、紙の日記に手書きされた文字を見ると、それぞれのひとがペンを動かすたびに文字をつくっているんだなという思いがします。志良堂さんの寄稿は、そのようにも読めるテキストです。ぜひ読んでみてください。

 いまこの文章を書いていて思ったのですが、文字を素朴に「文字」として見ている瞬間って意外と少ないですよね。この本は、ある意味、そんな見慣れてしまった文字たちの物質感や手触りを再発見するための本です。読み終えるころには、あなたが文字を見るときのチャンネルがひとつ、あるいは幾つも増えていることでしょう。楽しみにしていてください。

版元から一言

「考えたことなかった!」がここにある
『先入観をくつがえすハンドブックシリーズ』 neoコーキョー第4号です

著者プロフィール

辻本達也  (ツジモトタツヤ)  (

考近学。作家、フィールドワーカー、松谷書房代表。1989年大阪生まれ、埼玉県さいたま市出身。慶應大学経済学部卒。2012年、スマートフォン向けゲーム開発会社に入社。2013年、Twitterで「ワークショップ」と検索し出てきたものに片っ端から参加する。2015年、介助の仕事を始める。2016年より、演劇団体「マームとジプシー」の演劇に継続的に出演。2020年、出版社「松谷書房」を立ち上げる。活動の背景には先入観への関心がある。

上記内容は本書刊行時のものです。