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在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
直接取引:あり
タペストリー
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ19mm
重さ 255g
292ページ
セミハード
価格
1,600 円+税
1,760 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年9月1日
- 書店発売日
- 2025年9月21日
- 登録日
- 2025年9月2日
- 最終更新日
- 2025年9月22日
紹介
これはひとりの平凡な女性の物語です。
多くの人たちとの出会いの中で、
たまたま好きになった青年との体験を経て、
少女はやがて人生半ばに差し掛かりました。
さまざまな人と人とがパッチワークのように繋がり、
いつしか大きな一枚のタペストリーとなった瞬間、
ふと、やさしい午後の光が追憶の布(ポジャキ)を揺らしました。
前書きなど
二十代の終わり、私はひょんなことから作家の五木寛之氏と面識をもつようになった。その後、微力ながら氏の活動のお手伝いをさせていただくようになり、また一方で、私がプライベートで書き溜めていた小説ともエッセイともつかない雑文を読んでいただく機会にも恵まれた。氏の勧めもあって、雑文の続きも書いた。
思えば、遠い日のそうした諸々の幸運が、今回実際に私をパソコンの原稿用紙に向かわせた原動力になったように思われてならない。長くライターという仕事をしてきたとはいえ、この期に及んで小説なるものに挑むことができたのも、そうした礎があったからに違いない。
あれから、ほぼ半世紀が経とうとしている。今、一つの物語を書き終え、さまざまな懐かしさをたぐり寄せながらしきりとそんな想いに駆られている。ーーー(「あとがき」より抜粋)
版元から一言
好意を持った異性が、じつは自分とはまったく違うルーツやアイデンティティをもつことを知った主人公が、彼のことをもっと知りたくて、書店で本を探すシーンがあります。日本には、一見そうとは判らないけれど、じつはアイデンティティもルーツも異なる隣人が今も多く暮らします。本書は、主人公と同じ思いに暮れた経験のある人たちの心に、静かに、明るく、寄り添うことでしょう。
上記内容は本書刊行時のものです。
