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乳児の生活と保育 松本 園子(編著) - ななみ書房
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乳児の生活と保育 (ニュウジノセイカツトホイク) 改訂版

教育
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発行:ななみ書房
B5判
192ページ
並製
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-903355-70-2   COPY
ISBN 13
9784903355702   COPY
ISBN 10h
4-903355-70-5   COPY
ISBN 10
4903355705   COPY
出版者記号
903355   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2018年2月15日
書店発売日
登録日
2018年1月15日
最終更新日
2021年8月15日
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紹介

2019年度入学生から適用される新保育士養成課程に対応し従来の「乳児の生活と保育」を
全面的に改稿した。改定保育所保育指針等、保育を取り巻く社会情勢が変化する中におい
て、より実践力のある保育士の養成に向けて、それぞれの科目における関連性が見直され
整理された。これを受けて本書では,「3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育」等,関
連する部分を改稿し,また資料も更新するなどして「乳児保育Ⅰ,Ⅱ」に対応したテキスト
として刊行した。

目次

第1章 乳児保育の意義・目的と役割
  1 「乳児保育」とはなにか

  2 乳児保育の歴史
    1 戦前の保育と乳児保育
    2 児童福祉法の制定   3 高度経済成期
  3 乳児保育の役割と機能 -養護と教育の一体
第2章 乳児保育の現状と課題
  1 子どもと家庭をを取り巻く状況
    1 家族の変化      2 労働をめぐる状況
    3 居 住        4 少子化
  2 乳児保育の現状
    1 子ども子育て支援制度
    2 乳児保育の場
  3 乳児保育需要と待機児童
第3章 乳児保育の実際
  1 保育所における乳児保育
    1 登 園        2 朝の自由遊び
    3 朝のおやつ      4 排 泄
    5 遊 び        6 食 事
    7 午 睡        8 目覚め
    9 午後のおやつ     10 遊 び
     延長保育(夕方の遊び,おやつ,排泄)・順次降園
  2 乳児院における乳児保育
    1 入所児の状況     2 乳児院における養育
    3 乳児院の一日の生活の流れ
  3 家庭的保育における乳児保育
    1 家庭的保育の一日の生活の流れ
第4章 3歳未満児の発育・発達をふまえた保育
  1 3歳未満児の生活と環境
    1 0歳児の生活と環境  2 1・2歳児の生活と環境
  2 3歳未満児の遊びと環境
    1 0歳児の遊びと環境  2 1歳児の遊びと環境
    3 2歳児の遊びと環境
  3 3歳以上児の保育に移行する時期の保育
    1 個別指導計画からクラスの集団生活での計画へ
    2 自我の育ちと自律の芽生えを支える
  4 3歳未満児の発育・発達をふまえた援助や関わり
    1 0~4か月      2 4か月~6か月未満
    3 6か月~1歳未満   4 1歳~1歳6か月
    5 1歳7か月~2歳未満 6 2歳
  5 3歳未満児の発育・発達をふまえた保育における配慮
    1 0歳児の保育における配慮
    2 1・2歳児の保育における配慮
第5章 乳児保育における計画・記録・評価
  1 生活リズムと保育園の日課
    1 気持ちのよい生活   2 保育園の日課

    3 健康管理
  2 記録・保育日誌・家庭との連絡
    1 保育の中の記録    2 保育日誌
    3 家庭との連絡
  3 全体的な計画と指導計画の作成
    1 乳児期からの見通しをもった全体的な計画の作成
    2 乳児のための指導計画作成の視点
    3 年間指導計画     4 月間指導計画
    5 週案・日案      6 計画の評価と反省
第6章 乳児保育における連携・協働
  1 職員間の連携・協働
  2 保護者との連携・協働
  3 自治体や地域の関係機関との連携・協働
第7章 身体機能の発達と保育
  1 身体を動かす
    1 運動機能の発達と保育の役割
    2 運動機能の発達の概要
    3 保育者の援助
    4 生活環境づくりと意図的取り組み
  2 手を使う
    1 人間の手      2 手の機能の発達の概要
    3 保育者の援助
第8章 基本的生活習慣獲得と保育
  1 食べる
    1 乳児期の食事の意義
    2 食事行動の発達の概要
    3 食事をめぐるトラブルの原因と対策
    4 保育園における食事介助のあり方
    5 食事場面での清潔習慣の援助と指導
  2 排泄する
    1 排泄行動の生理と発達
    2 排泄の世話と自立への援助
  3 眠 る
    1 乳児期の睡眠    2 保育園における午睡
    3 衣服の着脱
第9章 対人関係の発達と保育
  1 ことばで人とつながる
    1 ことばの発達の概要
    2 ことばとは何か,なぜことばが必要なのか
    3 ことばの発達を支えるもの
    4 保育において配慮すること
  2 人とかかわる
    1 対人関係の発達の概要
    2 保育者の援助    3 母子関係について

著者プロフィール

松本 園子  (マツモト ソノコ)  (編著

お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了・家政学修士
白梅学園大学名誉教授

学生時代,女性の生き方を考える中で仕事と育児の両立を可能にするカギとして“ 乳児保育” に注目したのが,保育への関心の始まりでした。その後生活は豊かになり,保育の充実は進みましたが,環境と人間関係の悪化が子どもの新たな不幸を生み出しています。今は立ち止まり,暮らしの根本を考え直したいと思っています。

[著書等]
『昭和戦中期の保育問題研究会- 保育者と研究者の共同の軌跡1936 ~ 1943』 
 新読書社 2003
『乳児の生活と保育』ななみ書房 2011(編著)
『実践・家庭支援論』ななみ書房 2011(共著)
『証言・戦後改革期の保育運動―民主保育連盟の時代』新読書社 2013

荒賀 直子  (アラガ ナオコ)  (

湘南鎌倉医療大学設置準備室長

ハイリスク児の発育発達,特に神経学的ソフトサインを有する児の発育発達について研究しています。大きなリスクを持って出生した児が成長するにしたがい様々なことが出来るようになっていく様子は感動的です。小児期が人の一生の基礎になることを考えると大人の責任は重大であると思います。心して子どもに接したいと思います。

伊藤 輝子  (イトウ テルコ)  (

前鶴見大学短期大学部・教授

私は保育現場にいた経験があります。現在は月に数回,「保育」を観察させてもらっています。0 歳から就学までの子どもが,目覚めている時間の大半を保育園で心地よく生活し,その子らしく成長していく「保育」はどうあったらよいのか,時々逢える保育園の子どもを核にその本質を問い続けたいと思っています。

大場 富子  (オオバ トミコ)  (

さいたま市巡回保育相談員

乳児保育は,人生の始まりの3年間の保育です。私自身,乳幼児について学べば学ぶほど,保育現場に触れれば触れるほど,より一層,養育者(保育者)の重要性に気づかされていきます。そのことを軸において,養育の専門家ということの意味(保育者のありかた)について乳児保育を学ぶ方たちと考え,共有していきたいと考えます。

大村 禮子  (オオムラ レイコ)  (

聖セシリア女子短期大学・非常勤講師

10 年以上児童相談機関で様々な養育環境にある子どもたちと関わり,乳幼児期の養育者,保育者と子どもの日々の関わりの大切さを痛感しました。これから乳児保育を学ぶ方々には,乳児の泣きの意味について考え,成長していく子どもにとってかけがえのない時間を共に大切に過ごすことのできる保育者を目指してほしいと願っています。

立浪 澄子  (タチナミ スミコ)  (

前長野県短期大学・教授

保育者は子どもが人生の中で初めて出会う社会人。働く大人のイメージは保育者の姿を通して最初に子どもの脳裏に刷り込まれていきます。そんな思いで乳児保育の指導法を模索してきました。現在は「家庭との連携」をもう一度根本から問い直さなくてはという思いで研究を続けています。

仲 明子  (ナカ アキコ)  (

聖セシリア女子短期大学・教授

私は二児の母親として十年余りを過ごしました。そのなかで,大人の私とは違う子どもの感じ方・考え方・振る舞い方に出会い,そのことを糸口に考え,今まで見えなかった子どもの姿に気づかされました。それらのことを十代後半の皆さんや保育現場の方にお話しすると,共感していただけるのを知ってうれしく思っています。

林 薫  (ハヤシ カオル)  (

白梅学園大学・准教授

子どもを取り巻く環境の変化と共に,食に関する様々な問題も増加しています。「孤食」もその1 つです。食べる事はすべての動物に共通していますが,人と人が共に食し,分け合い,楽しむことができるのは,人間の特徴でもあるのです。私たちのこの素敵な特徴が薄らぐ事のないように,子どもたちの「食を営む力」を育んでいきたいと思っています。

追記

2019年度入学生から適用される新保育士養成課程に対応

上記内容は本書刊行時のものです。