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子どもの文化 書店(直)
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沖縄「格差・差別」を追う
ある新聞記者がみた沖縄50年の現実
発行:書肆侃侃房
四六判
296ページ
並製
定価
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年5月15日
- 書店発売日
- 2022年5月18日
- 登録日
- 2022年4月21日
- 最終更新日
- 2022年5月13日
書評掲載情報
2022-06-25 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
5月15日。本土復帰から50年。
沖縄における格差や差別。限りない理不尽さは昨日今日、始まったわけではない。
明治初期、山県有朋の時代に作り上げられた、実に150年に及ぶ軍事体制がいまも変わらず沖縄を苦しめる。
民衆に支持されない、いかなる権力もいつかは破綻する。
決して妥協はするな。
歴史に学べば、望むべき道は見えてくる。
琉球処分に始まる沖縄の受難を細密かつ立体的に記述する名著
近代史を書くには歴史家の目とジャーナリストの筆が要る。この二つを兼ね供えた筆者は文献からファクトを選び出し、配列し、文章化する。それがそのままこの人の思想の表明である。
読んでいて「あわれ沖縄」の感が強まる。
―池澤夏樹(作家)
目次
1 山県有朋の「沖縄軍事化」
2 吉田松陰、山県有朋、岸信介、安倍晋三
― 長州「差別と軍事強化路線」の定着
3 昭和初期の格差・差別の現実
4 戦前の「不敬罪」の波紋
5 沖縄「差別」の政治的背景
6 広津和郎「さまよへる琉球人」考
7 「琉球処分」の歴史と今
8 「琉球処分」旧慣温存か 改革推進か
9 権力の奈良原繁・民主化の謝花昇の対立
10 沖縄戦・軍部と県民の断絶
11 摩文仁に死す・ある新聞記者の場合
12 死地に赴く1000人の「疎開児童」
13 沖縄戦にあった日米対話的交流
14 「アメリカ世〈ユー〉」下の沖縄のあがき
15 朝日新聞に見る戦時下の著名人の戦争観
16 「孔子廟」最高裁判決は正しかったか
著者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。