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シリーズ紙礫15ゴミ探訪 熊谷昭宏(編集) - 皓星社
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シリーズ紙礫15ゴミ探訪 (シリーズカミツブテゴミタンボウ)

文芸
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発行:皓星社
四六判
288ページ
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-7744-0754-8   COPY
ISBN 13
9784774407548   COPY
ISBN 10h
4-7744-0754-2   COPY
ISBN 10
4774407542   COPY
出版者記号
7744   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年10月5日
最終更新日
2022年2月18日
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書評掲載情報

2022-03-12 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

私たちの社会のもう一つの姿〈ゴミ〉をめぐるアンソロジー

新しいものを作り出し、取り入れながら、私たちは常に何かを捨て、排出している。ゴミは私たちの社会のもう一つの姿である。「シリーズ紙礫(かみつぶて)」第15弾は、屑拾い・屑屋ものに始まり、糞尿譚、瓦礫、ゴミ屋敷、核廃棄物に至るまで、人の生活と切っても切り離せない様々な「ゴミ」のある物語を探訪する。

ゴミは私たちと私たち社会の脱ぎ捨てた履歴であり、黙殺されがちな半身である。描かれたゴミを読むことによって、私たちと私たちの社会のもう一つの姿──捨て去り、目を閉じ、忘れ去ろうとした姿が浮かび上がってくる。(日比嘉高解説「ゴミの文学史 序説」より)

不快感を自覚しつつも、我々は恐る恐る読み進め、想像の中でゴミに接近してみる方がよい。我々はゴミにまつわる物語を想像することで、原初的な喜びや欲望解放の記憶に触れ、自身も少しだけ陶酔することができるだろう。(熊谷昭宏解説「求められ嫌われる、曖昧で気になるものたち」より)

目次

川路柳虹 「塵溜」

幸田露伴 「ウッチャリ拾い」

田山花袋 「女の髪」

稲垣足穂 「WC」

和木清三郎「屑屋」

中西悟堂 「虐殺されし首都」

KMS  「屑屋」

夢野久作 「塵」

埴原一亟 「塵埃」

永井荷風 「掘割の散歩」

岡本 潤 「消える焦土」

廣津和郎 「浮浪者と野良犬」

関根 弘 「ゴミ箱の火事」

中村文則 「ゴミ屋敷」

津島佑子 「半減期を祝って」

* * *

日比嘉高解説「ゴミの文学史 序説」

熊谷昭宏解説「求められ嫌われる、曖昧で気になるものたち」

上記内容は本書刊行時のものです。